* 'Spider-Man 3' - Unscripted *

Moviefone/トビー&トファー対談


AOL ENTERTAIMENTのMOVIE SPECIALにおいて2007/04/20〜09/30まで公開されているトビーとトファーの対談映像より。
こちらは字幕の書き写しになります。

* * *
M=トビー、G=トファー

G:個人的な質問聞いていいかな?
M:聞いてもいいけど・・僕が答えるとは限らないよ。
G:それはどうかな。俺はしつこいぜ。(笑)


M:「Moviefone」の「Unscripted」へようこそ。トビー・マグワイアです。
  トファー・グレイスと一緒に「スパイダーマン3」の話をしたいと思います。
  皆さんからの質問にも答えていきます。最初の質問・・
G:アドリブ(unscripted)?
M:脚本がないじゃん(笑)


M:フェリックスのクリスからです。
 「オリジナル版のヴェノムを自分の解釈と比べて・・どう評価しますか?」
G:そうだね、トビー君(トビー笑)
  僕は君たちが出演した―前作の大ファンなんだ。
  子供の頃はコミックがさらに大好きだった。

M:僕が出演した映画よりも?
G:そうなんだ。
M:そう。
G:とにかく大ファンだった。
  そしてそれがちょうど、ヴェノムがコミックで登場してきた頃だった。

M:なるほど。
G:正直、出演の話が来た時は・・自分は適役じゃないと思った。
  コミックでは40代だし僕よりも体格がいい。

M:マジで?
G:そうなんだよ。
M:君より体格がいいなんて ありえなくない?
G:よく言われるよ。だからサムと話をした。
  彼は僕にピーターの邪悪な兄弟を演じてほしいと言った。
  ドッペルゲンガーみたいな。

M:なるほど。
G:君には、何度も役を盗られてる。僕たちは似ている。
M:(笑)ええと…キャスティングのミスだね。
G:絶対に違うね。
M:今ごろ悔やんでるよ。
G:その通りだね ありがとう。


G:「スパイダーマンの邪悪さは・・どうやって表現した?」
M:それに関する指示は・・脚本に書き込まれていた。
  詳細はサム・ライミと2人で決めた。
  ピーターの心の闇をどれだけ表すかが問題だった。
  思いっきりやりたかった。
  いつもとは違っていたから、役者としても楽しめた。
  でも、やっぱり限度がある。
  度が過ぎると観客がキャラクターに共感できなくなる。
  観客をあきれさせないことが重要だった。楽しくないと無意味だ。
  まあ 僕的には・・
G:映画の話に集中しようよ
M:話題を変えようとしてたのがよく分かったね。
G:(笑)
M:キツい質問を用意してた(笑)
G:マジで?
M:冗談だよ(笑)。最近君が出演した映画で、プロデューサーも務めたよね?
  面白そうだから、その話を聞こうかなと。どうよ?
G:友達と一緒に考えたストーリーで、正直な話、映画になるとは思っていなかっ
  た。
  でも一応ロン・ハワードと、ブライアン・クレイザーの制作会社に売り込んで
  ・・

M:ふーん。小物だね。
G:超小物だよ。彼らが気に入ってくれて、ユニバーサルと話をしてくれた。
  この映画とはむしろ逆で・・
  CGが全然ないし スタッフも皆若い。アンナ・ファリスも出演してる。

M:彼女はいいよね。


M:「鬼才、サム・ライミとの仕事はどうでしたか?彼は俳優に厳しいと聞きましたが本当ですか?」
G:僕の場合はそうでもないけど、君と監督の2人は特殊な・・似たもの同士とい
  うか・・
  2人とも密かにユーモア好きだし、それには驚いた。
  こんなに深刻な映画なのに、セットでは笑いっぱなし。

M:楽しさは大切さ。
G:君には厳しい?
M:厳しいよ。
  撮影前にライミ監督のほとんどの作品に出演したブルース・キャンベルに
  言われたんだけど、彼は昔、棒切れでぶん殴られたと何だかマジっぽい話
  をされて、お前も注意しなと言われた。
  今は優しくなったかな?でも未だに物を投げるんだよね。その経験は?
G:ないね。
M:いつもニセのレンガとかを投げつけてくるんだよ。
  しかも、手加減なしで顔を狙ってくるんだよね。
  面白いんだけど、彼は自分が物投げの達人だという妄想があるんじゃない
  かな。


G:僕がデビューした頃、君はすでに俳優だったから、年齢が近くても君は僕の
  手本だった。
  どの映画に出演するかはお金で決めないというイメージがあった。
  例えば出演料が低くても、内容が良さそうな映画を選んだりした?

M:ちょっと待って、君は何歳?
G:21歳かな。
M:そっか。僕は22歳だからね。
G:たった1年の差だね。
M:何だか自分が老人になった気分だよ。君は若いってイメージが・・
G:僕はデビューがかなり遅かったからね。
M:うん、なるほど。・・褒められると恥ずかしいね。
G:特にデビュー当時は、いろんなオファーをもらったけど、内容がイマイチで、同世代の役者も内容を重視してるのを見て安心した。
M:僕の場合は自分が本当に好きな仕事を選んで、それに没頭して努力するっ
  て感じだったね。
  尊敬できる人たちと仕事をしたかった。
  純粋に好きな監督や、自分好みのキャストや脚本などが重要だった。
  君がさっき言ったように、もうちょっとお金になった映画や、もっとはやく有名
  になれた映画もあったけど、でもそれって僕が本当にやりたいことじゃないん
  だ。
  そういうことを優先したくなかった。
  当然、成功はしたい。
  でも、そういうものは自分が純粋に好きな事をやっていれば、自然と手に入
  ると思った。


M:「スパイダーマンをボロボロにして、一番楽しかった事は? 
  2人が現実で戦ったら、どっちが勝つ?」
G:答えなくても一目瞭然だよね。
M:同感だね。
G:2番目の質問がね。
M:そうそう。
G:1つ目の質問は・・自分のキャラのインパクトかな。
  スパイダーマンを追い込むのが楽しかった。
  前作の敵は軟球って感じ?(トビー笑)
  俺はバリバリの硬球だよ。戦いのシーンが楽しかった。
  セットで何回か腕相撲したよね?

M:そうだね。
G:五分五分って感じだったよね?
M:興味深い回想だね。
G:違った? まあ、そういうことで。自慢したくないし。


G:「4作目に出演するとしたら条件は?登場してほしい悪役は?」
M:最高のスタッフや君のようなキャストと一緒に仕事ができた。
  もう1人の悪役として登場する、トーマス・ヘイデン・チャーチとも共演でき
  た。
G:脇役だけどね…悪の脇役でしょ。
M:ええと‥そういうことで。まあ、トーマスがいれば彼の言い分もあるだろうけ
  ど。
G:彼もヴェノムが悪の主役だと同意する。そんな感じの事を言ってた。
M:じゃあ、僕もそれで行こう。僕が戦った敵の中ではヴェノムが一番凶暴だろう
  ね。
G:俺、ナイス。
M:うん。
  サムが監督を務めて、ピーターもキャラクターとして面白くて、キャストやス
  タッフが抜群だったら、出演を考えるよ。
  登場して欲しい悪役についてはちょっと分からないな。
  僕はコミックのファンで、初期のファンだった。
  60年代のスパイダーマンが大好きだった。
  ドクター・オクトパスやサンドマンが好きなんだ。
  彼らはもう映画に出ているわけだから、特に出して欲しい悪役はいないか
  な。


M:“じゃあ トファー君、「Moviefone」の皆さん、そして質問を送ってくれた人た
  ちにありがとう。”
  “映画を見てください”
G:5月4日に公開される広告は見た?
M:「スパイダーマン3」だろ?

『(テロップ)このインタビューのために質問を送ってくださりありがとうございました』
G:“映画を見てね”って違和感があるよね、マジで見てね)
M:アドリブ(unscripted)の嵐だったね。
G:(笑)脚本をくれよ。